古いホームページのリニューアル。
判断基準は利用目的とセキュリティ。
Webデザインが古い、ホームページのフォーマットが古い、ページ追加がしにくい等の面は、「ホームページの利用目的」によってリニューアルの必要性が出てくる場合があります。
特に長期間更新されていないホームページは、掲載商品、サービス、価格等の情報が古く、現在は取り扱いがない情報や改定があった情報がそのままになっている場合もあり、これらは可能な限り現在の情報に修正しておいた方が良いと考えられます。ホームページは単なる情報掲載の場ではなく、現代のデジタルマーケティング戦略の中心的な役割を果たします。特に近年は、顧客ジャーニーのあらゆるフェーズにおいてウェブサイトのパフォーマンスが成果を左右する重要な接点となっています。では、古いホームページをそのまま運用し続けることはマーケティング的にどのような影響を与えるのでしょうか。マーケティング用語を交えながらリニューアルの必要性を紐解いていきます。
ブランドエクイティの維持・向上におけるデジタルタッチポイントの役割
ホームページはブランドエクイティ(ブランド価値)を構築し、顧客に強い印象を与えるデジタルタッチポイントの一つです。UI/UXが時代遅れであったり、モバイルファーストの設計がされていなかったりすると、ブランドイメージが損なわれるだけでなく、潜在顧客のブランドリコール(ブランド想起)にも悪影響を与えかねません。特に、オムニチャネルマーケティングが当たり前の今、各チャネルとの一貫したブランド体験を提供するためには、ホームページも最新のデザイン原則や技術でアップデートされている必要があります。古いサイトはブランドの一貫性を崩し、競合との差別化を難しくしてしまうリスクがあるのです。
セキュリティリスクやWebマーケティング効果の低下
さらに、古いホームページは、改ざん等のセキュリティリスクやWebマーケティング効果の低下といった面があるため、リニューアルした方が良いというのも事実です。古いホームページは、ウイルス感染リスクがあり、ホームページが改ざんされると、そのページにやってきたユーザーの端末がウイルス感染してしまう危険性があります。

静的HTMLサイト、独自に設計されたphpサイトをWordPress化
マーケティングのためにホームページを運営しているという面はありながら、そのホームページには思い出が詰まっている場合もあります。長期間運営されている場合はその傾向があります。WordPressのようなCMSが主流になる前のホームページは、静的HTMLサイトの他、独自に設計されたphpサイト、JavaScriptを駆使されたものなど、多種多様なものがあります。「その時代にこの設計はすごいな」と思うものもたくさんあります。それらをWordPress化するというのもいいでしょう。
古いホームページのリニューアルにまつわるコンテンツ(記事)は、リニューアルの必要性、リニューアルしないことのデメリットばかりが掲載されていますが、現状のホームページに思い入れがある場合がある場合、Webデザインが古いからといってそのホームページをリニューアルする必要はないと思っています。
長期間運営している古いホームページのリニューアル顧客の購買行動を促すためには、ファネルマーケティングの観点からホームページの各ページが役割を持っている必要があります。古いホームページでは、「認知」「検討」「購入」といったファネルの段階ごとに適切なCTA(Call to Action)が設置されていなかったり、ユーザーインテントを満たすコンテンツが不足していたりするケースが目立ちます。たとえば、トップページでブランドの信頼性を伝えきれていなかったり、サービス紹介ページに説得力のあるベネフィット説明が欠落していたりすると、リードナーチャリング(見込み客の育成)に支障をきたします。ここで、コンテンツマーケティングを活用した質の高い記事や導線設計を加えることで、見込み客のエンゲージメントが高まり、最終的なコンバージョン率も向上します。
音楽に関する様々な話題 ホームページやウェブ関連など たまに観光 ホームページ制作・Webマーケティング
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